4月に小型二輪の教習所に入ってから3ヶ月、ついに卒検までたどり着きました!
本当は「空いている4月中にサクッと免許を取ろう」と思っていたのですが、
バイクの重さにビビったり、モチベーションが下がったりで、気づけば3ヶ月…。
それでも諦めずに通い続けて、ようやく卒検の日を迎えられました。
今回は、その卒検当日の体験談をお話しします!
ドキドキの卒検当日、まさかのコース変更!
「いつも通りにやれば大丈夫!」
教官から言われた言葉を胸に、いざ卒検当日。
しかし、ここでまさかのコース変更!
- S字がなくなる
- 一周してから行くはずの場所に、直接向かうルートに変更
コース自体は短くなったので、やりやすくなったはずなんですが…
いつものコースでイメージトレーニングしていたので、頭が少しパニック。
ただ、僕の前には普通二輪の卒検を受ける方が3人いて、僕は最後。
しかもコースは普通二輪の方と同じだったので、他の人の走りを見られたことが本当に助かりました。
いざ本番…なのに雨が降ってきた!
普通二輪の人たちの走りを見て、
「よし、コースはもう頭に入った。」と一安心。
そして、いよいよ自分の番。
緊張で心臓がバクバクしている中、スタートを待っていると――
その瞬間、まさかの雨!しかも結構強め!
おいおいマジかよ〜、なんでこんな狙ったみたいなタイミングで…
雨に濡れるのはいいけど、やはり怖いのは一本橋
雨に打たれるのはそこまで気になりません。
スピードも出さないし、教習所内なので危険もほとんどないからです。
それでも、僕の中で不安がどんどん膨らんでいったのは――
やはり一本橋!
一本橋とは、幅30cm・長さ15m・高さ5cmの細い鉄製の橋を、バイクでまっすぐ渡る課題です。
小型二輪の場合は 5秒以上かけて渡るのが合格条件。

この課題が怖い理由は、落ちたらその時点で即失格というルール。
練習では一回も失敗してなかったのに、本番の緊張で落ちてしまったという人も珍しくないんだとか。
しかも今回は雨と風のせいで視界が見えづらくて余計心配でした。
落ちるくらいなら、駆け抜けちゃえ!とアドバイスをもらったけど…
他の二輪の方からのアドバイスが心に残っています。
「一本橋は、落ちるくらいなら早めに駆け抜けちゃった方がいいよ。減点されても落ちないから。」
確かに、その通り。
でも僕は、他の項目を完璧にできるかは不安だったので、5秒以上を目標にチャレンジしました。
心臓バクバク、全身の力を総動員して、なんとか一本橋をクリア!(緊張しすぎて秒数は見れていませんが、体感5秒以上でできていたと思います。)
この瞬間、ほぼほぼ受かったかな?と安心しました。
とにかく左右確認と停止時間を意識
審査員の方から「一時停止は3秒しっかり止まってください」と言われていたので、しっかり心の中で3秒カウント。
安全確認もいつも以上に大げさに首を振ってアピールしました。
結果は…合格!
全て終わって結果を待つ間もドキドキでしたが、
「いきなり雨降って大変な中、うまくやってもらって…」
「合格です!」
この言葉に全身の力が抜けました。
久しぶりの達成感
なにかに向けて練習して、合格する
「ああ、そういえばこんなだったな」
昔は感じていたものも、いつの間にか負け癖がついてしまい、
挑戦する前に諦めることが増えていました。
思い返せば、教習所日。
一本橋は一度も成功せず「俺には向いていないかも…」と落ち込みました。
それでも、練習を重ねるうちに落ちることがなくなり、
気がつけば、それは自信に変わっていました。
もちろん、全てのことに「頑張れば必ずできる」は通用しないかもしれません。
でも今回、努力すればできることもあると久しぶりに実感できたのは、
とても大きな喜びでした。
卒検に合格できたことが一番ですが、それと共に頑張ればできるようになる、この気持ちを感じられたことが嬉しかったです。