「期間工とリゾバって、どっちがいいんだろう…」
同じ住み込みで、貯金がしやすいと話題になるこの仕事。 でもどちらを選べばいいのか、迷っている人も多いのではないでしょうか?
僕はこの2つ、実際にどちらも経験しました。
結論から言うと、それぞれ“合う人・合わない人”がハッキリ分かれます。
この記事では、30代フリーターの僕が、期間工(トヨタ)とリゾバ(洗い場)両方の実体験をもとに、仕事内容・収入・きつさ・人間関係などを徹底比較していきます。
「自分に合った働き方を知りたい」 「失敗したくない」
そんな方に必ず参考になるはずです。
そもそも期間工とリゾートバイトの違いって?

まずはざっくりとした違いを比較してみましょう。
項目 | 期間工 | リゾートバイト |
---|---|---|
職場 | 自動車工場などの製造業 | ホテル・旅館・スキー場など |
雇用期間 | 3ヶ月〜最大2年11ヶ月 | 1〜3ヶ月程度(延長可) |
月収相場 | 約25〜30万円+満了金・祝い金あり | 約17〜20万円(職種による) |
寮 | 無料のことが多く、個室 or シェアルーム | 無料 or 格安、個室 or 相部屋が混在 |
食事 | 食堂利用 or 食事手当あり | 食事付き(まかないが出ることが多い) |
シフト | 日勤・夜勤の交替制が多い(週5日勤務) | 中抜けシフトが多い(朝・夕に分かれる) |
僕が感じた最大の違いは、 **「とにかく稼ぎたいなら期間工、気楽に働きたいならリゾバ」**
ですね。
収入の違い|稼げるのはどっち?

結論から言うと、稼げるのは圧倒的に期間工です。
僕がトヨタ期間工として働いていたときは、 毎月の手取りが25万円ほど。さらに、 半年ごとの満了金として約40万円が支給されていました。
また、時期によっては入社祝い金が支給されることもあり、 最近のトヨタでは最大100万円の入社祝い金がもらえることもあるようです(※条件あり)。
一方、リゾートバイト(洗い場)のときは、 手取りで月17〜20万円ほど。寮費・食費がかからない点は魅力ですが、 満了金や祝い金といった特典は基本的にありません。
▶ 手取り・支出を比較してみると…
項目 | 期間工 | リゾートバイト |
手取り月収 | 約25〜28万円 | 約17〜20万円 |
寮費 | 無料が多い | 無料〜格安(場所による) |
食費 | 食堂あり/手当が付くこともある | まかない付きが多い |
特典 | 満了金・入社祝い金あり | 基本なし |
結果的に、本気で貯金をしたいなら期間工一択といえるでしょう。
仕事内容と“きつさ”の比較

期間工とリゾートバイト、両方やってみて感じたのは、きついのは圧倒的に期間工だなとおもいました。
期間工のきつさ
体力・精神ともに負荷が高いのが期間工の特徴です。
トヨタのライン作業では、同じ動作を延々と繰り返すため、 最初の1〜2ヶ月は筋肉痛との戦い。慣れてくると体は動くようになります。しかしライン作業の嫌なところが“サボれない”ところ
たとえ前日眠れなかったとしても、部品はどんどん流れてくるので止まれません。 体力がない人や、睡眠の質が安定しない人にとってはかなり過酷です。
特に夜勤が苦手な人には、精神的にも肉体的にもタフさが求められます。
リゾバのきつさ
一方、リゾバ(洗い場)は僕にとっては相性が良かったです。 基本的に単純作業でノルマもなく、 体調が悪い日は少しペースを落としながら働くこともできました。
ただし、これは職種との相性次第です。 たとえば僕は接客が苦手なので、 もしレストラン勤務だったら、期間工以上のストレスを感じていたと思います。
逆に、普段から接客バイトをしている人にとっては「リゾバ接客も全然余裕」と言う人も多く、 “自分の得意分野で選ぶ”のが正解だと思いました。
人間関係と出会いの違い
仕事のきつさと同じくらい、気になるのが人間関係。
こちらも、期間工とリゾバではかなり雰囲気が違いました。
期間工の人間関係はドライ
期間工は、基本的に「ドライ」です。
職場でも寮でも、最低限の会話だけで終わることが多く、 一人で黙々と過ごす時間がほとんど。
もちろん、同じ職場の仲間とご飯に行くことはありましたが、 休日に遊ぶような深い関係になる人はごくわずかでした。
また、工場勤務は男性比率が高く、出会いを期待する環境ではありません。
ただし、「人間関係に煩わされずに働きたい」という人には、逆にちょうどいい距離感かもしれません。
リゾバの人間関係
リゾートバイトは、人との距離が近くなりやすい環境です。
同じ時期に始めた人が多かったり、 遠方から来た一人暮らし未経験の若いスタッフが多かったりして、 自然と打ち解けやすい雰囲気があります。
僕自身は洗い場だったので人見知り系の人が多かった印象ですが、 レストランスタッフに誘われて一緒に出かけたりもしました。
さらに、リゾバは異性との出会いも多め。
「リゾバマジック(いつもと違う環境が、異性を魅力的に見せる現象)という言葉もあるくらいで、 実際にカップルになる人も多いです。
「友達を作りたい」「新しい出会いがほしい」という人には、 間違いなくリゾバの方が向いています。
生活スタイルの違い

生活リズムや自由時間の過ごし方も、2つの働き方では大きく異なります。
期間工の生活スタイル
期間工は土日が休みで、日勤と夜勤の2交替制が基本です。
日勤の週が終わったら土日を挟んで、次の週は夜勤の週になります。
1週間ごとに日勤と夜勤が切り替わるため、 慣れるまでは生活リズムが安定しづらく、眠れないという人も多いです。
僕も夜勤明けの休日は日中に寝てしまって、日曜の夜は眠れず、一睡もせずに日勤の仕事に行くということがありました。
ただし、トヨタなど大手企業の工場では「トヨタカレンダー」と呼ばれる独自の休日スケジュールがあり、 ゴールデンウィーク・お盆・年末年始に長期連休が取れるのは嬉しいポイントです。
給料も一杯稼いでいるので、自分の趣味に長期休暇を使えますよ!
リゾバの生活スタイル
リゾバの特徴的な働き方といえば「中抜けシフト」。
- 朝7:00〜11:00
- 夕方18:00〜22:00
のように、間に長い休憩を挟むスタイルが多いです。
そのため昼の時間が自由に使え、仮眠を取ったり、観光に出かけたり、中には勉強している人もいます。
中抜けは「慣れなくて寝られない」という声も多いですが、僕がいいなと思ったのは、たとえ寝られなくても午前を頑張れば昼寝ができるという点。睡眠をミスっても午前を乗り切れば挽回できるので、そこが助かりました。
休日は固定給ではなく不規則です。連休はあまり多くありませんが、繁忙期でなければ希望休が通りやすい職場も多く、スケジュールの自由度は高めです。
どっちがどんな人に向いているか?

ここまで比較してきましたが、最終的に重要なのは「自分に合っているかどうか」です。 それぞれの働き方が向いている人の特徴をまとめてみました。
期間工が向いている人
→ 稼ぎを重視する人や、無心で働きたい人にピッタリです。
リゾバが向いている人
→ 環境を変えたい人や、楽しく働きながら生活したい人におすすめです。
まとめ|自分に合った“働き方”を選ぼう
僕自身、トヨタ期間工を1年、リゾートバイトを洗い場を中心に5箇所ほど働きました。
どちらも「普通の仕事が無理だった自分でも続けられた」働き方です。
しかしその時の目的に即した仕事を選ばなければ続かなかったと思うので、稼ぎや自由度、人間関係など、重視したいポイントに応じて選ぶのが大切だと思います。
最後に僕の結論
- とにかくお金を貯めたいなら → 期間工
- ストレス少なめ&自由に働きたいなら → リゾートバイト
- 一歩踏み出す勇気が出ない人は → 短期(一ヶ月とか)のリゾバでリハビリ的に始めるのもアリ
僕が使ってよかった派遣サイト
🔻 リゾートバイトなら… 【リゾートバイトダイブ】
- 初心者向け&裏方案件が豊富
- 担当者がLINE対応してくれるから気軽に相談しやすい
- 派遣先のレビューが見られるので雰囲気がつかめる

🔻 期間工なら… 【日総工産の工場求人ナビ】
- トヨタ含む大手期間工の求人が充実
- 入社特典や満了金など、条件が分かりやすくて選びやすい
- 履歴書の添削・面接の相談ができる
工場系シゴト情報求人サイト「工場求人ナビ」

この記事が、あなたの次の一歩のヒントになれば嬉しいです!