【体験談】はじめてのバイク教習。えっ皆こんな怖い乗り物に乗ってたん?

体験談】はじめてのバイク教習。怖さを実感した初心者のリアルな気持ちを伝えるタイトル画像 日常

前回の入校式から数日後。ついに初めてのバイク技能教習の日がやってきました。

今回は、超ビビリな僕がはじめてバイクにまたがった日――そのリアルな体験談です。

前日からすでに行きたくなくなる

正直ちょっとワクワクしてたんです。
自転車よりも早い乗り物をを運転したことがなかったので。

よくバイクって風が気持いいっていうし、きっと爽快なんだろうなと期待が膨らんでいたんです。

…でも技能講習が近づくにつれて、どんどん腰が重くなっていきました。

  • 怖い教官に当たったら、どうしよう…
  • 教習所内で事故ったら?

そんなネガティブな思考がぐるぐるぐるぐる。

しかも僕、相当不器用なんです。

小学生の図工の時間では電動糸ノコギリを何本も折ったり、中学のスキー合宿では一人だけ“八の字”で止まれずに進んで転倒したり。期間工時代も慣れるまでは全然作業に追いついていけませんでした。

一度慣れると人よりも早くできることもあるんですけど、最初の壁がとにかくデカくて。

しかし今回は高いお金を払っているのでね、ネガティブな気持ちを抱えつつ何とか技能教習に行くように気持ちを傾けていました。

当日の強風でさらにテンション乱高下↓

いざ当日。
決意を固めたはずなのに…今日は風が強すぎる!!

「これって中止なんじゃ?」
「行ってもバイク倒れるだけじゃね?」
「はじめは天気がいい時に乗ったほうがいいと思う」

行かないための理由が次々に湧いてきます。

行くか行かないか迷いながらも、とりあえず自転車を漕ぎ始めました。
10分ほど走っても「やっぱり行きたくないな…」という気持ちは変わらず、
「今日はもうカフェでブログでも書こうかな」と、頭の中は逃げ道ばかり。

そんな逃げ腰の気持ちを引き戻してくれたのが——ヘルメットでした。

僕のクロスバイクには荷台もカゴもないので、ヘルメットはリュックにくくりつけて運んでいました。
バイク用のヘルメットって、思ってた以上に重いんですよね。

「ここまで頑張って漕いできたのに、このまま帰るのか?」
そんな思いが頭をよぎり、気づけば気持ちにスイッチが入っていました。

……よし、行こう。

待合室でも帰りたくなる

配車券は教習の15〜30分前に発券しなければなりません。
そのため、少し余裕をもって30分前に到着。

受付で発券の仕方を教えてもらいながら手続きを済ませ、初回ということもあり早めにバイクのある建物へ向かいます。建物の外にあったベンチに腰を下ろし、スマホの時計を見ると教習開始まであと20分。

……こういう“待ち時間”が一番しんどい。
(どんな教官なんだろう。怖い人じゃないといいけど……)

そんな不安を抱えながら、ぼんやりと周囲を見回します。特別きれいな景色があるわけでもないので、スマホで漫画アプリを開き時間潰し。

ダメだ。全然内容が頭に入ってこない。

ウイルスに感染した化け物から逃げる内容でしたが、誰かが死んだ気がするけど覚えてないです笑

(こういう時にワクワクできる人が、挑戦するのが好きな人なんだろうな…)
(それとも皆、こんな不安を飲み込んで“普通の生活”を手に入れてるのかな?)

そんなことをぐるぐる考えていると青色の服を着た、教官と思われる男性に「中入っていいですよ」と声をかけられました。

体は大きいけど優しそうな雰囲気。

……よかった。ちょっと安心。

装備を装着し、事前説明を受ける


指示通りにプロテクターとビブス、そして事前に用意していたヘルメットとグローブを装着。
その後、バイクの基本的な操作説明に入ります。

  • ミラーの調整
  • エンジンのかけ方
  • アクセルの回し方

などを教わりました。

試しにアクセルを回してみると…

「かけすぎです!かけすぎです!」

と注意の声が。

軽く捻ったつもりでしたがメーターを見ると針がグンッ!と跳ね上がっています。こんなに簡単にスピードが出てしまうのか…と、早くも恐怖を覚えました。

初のバイク二人乗り体験

一通り説明を受けたら、今度は教官のバイクの後ろに乗って見本を体験します。
バイクの二人乗りは初めてだったので、緊張しながら教官の肩に手を置きました。

強い風を受けながら何とか教官の説明を聞きます。

(あー楽、今日はこのまま終わりでいいやー)

と、またもや怠惰な気持ちが発動。

しかし世界は自分が中心に回っているわけではないので、もちろんそんな都合良くは行きません。まずお金払って教えを受けに来てるの僕ですしね笑

「では実際に乗ってみましょう!」

うへー、でもやっぱりやりたくねぇ〜

ついに実践!30キロが速すぎる!!

見本を見た後、いよいよ自分もバイクに乗って教官の後ろを追いかけます。
教わった通りにエンジンをかけ、はじめての発進──

おお!乗れてる!乗れてるぞ!!

案外バイクに乗れている自分に感動していると、教官から

「直進なので30キロ出しましょう」

との指示が。

もう30キロ出ているつもりでしたが、メーターを見ると20キロ。
そこからじわじわとアクセルを回し、30キロを目指します。

──え、30キロってこんなに速いの!?
60キロとか考えられないんだけど。

バイクのスピード感に震えながら、何とか教官の後を追い続けました。

出来ないことだらけ。特にウィンカー忘れが顕著

その後は

  • 右折
  • 徐行
  • 一本橋
  • S字、クランク、踏切、坂道など…

など、様々な練習をしましたが

兎に角ウィンカーの切り忘れが多い!

教官が前を走っていたため直接注意はされませんでしたが、自覚できたミスだけでもすごく多かったです。

まず、ウィンカーの場所がまだ覚えきれていない。
最初なので見ながらスイッチを押してしまう。
一回だけ間違えてクラクション鳴らしました、めっちゃ恥ずい…

とりあえず今の課題は

  • ウィンカーを切り忘れないこと
  • 視点は下じゃなくて前を向く

主にこの2つですね。

心が折れそうになるけど…

思っていたよりも運転が下手くそだったことバイクの強さを実感したことで、心が折れそうになりました。

きっと僕は自分の中の理想が高いんでしょうね。

理想の自分像

「えぇ!はじめての運転なんですか?」
「え?また僕何かやっちゃいました?」

みたいなね。

でも冷静に考えてみると──
今回がまだ初回なんですよね。出来なくて当然じゃないかと。

出来る人もいるでしょうが、僕の人生の中でいきなり出来たことがあったか?

いや、ない!

なら続けていけば、きっと出来るはず。
これまでだって、そうやって成功してきたことがあったじゃないか。

運転できる全ての人へ尊敬を

改めて思います。

運転できる人、マジですごいです。

今まで親の運転、友人の運転を当たり前のように乗せてもらっていましたが、今日、自分でバイクに乗ってみて心底思いました。

よくあんなデカい金属を、自在に操れるなと。

運転できる人、全員スーパーマンです。

次回は見極め!!

次回は”見極め”です。

きっと今の自分のスキルでは無理だと思います。

でもダメだったら、できなかったところを直せばいいだけ。

何度も失敗して、成長して、免許取得まで頑張ろうと思います!

きぬまろのプロフィール
きぬまろ

31歳。メンタルお豆腐。大学を中退してからフリーターという茨の道を進んでいます。こんな自分でも楽しく生きられないか色々な仕事に挑戦中です。

きぬまろをフォローする
日常