シフトが自由で人間関係のストレスほぼゼロと噂のウーバーイーツに今更参戦してきました。
100回配達した今もう緊張することはほとんどないのですが、最初の一回目はそれはもう緊張しました。
ただこれは僕がハートがチキンすぎるのもあると思います。
まず怖すぎてウーバーイーツ始めるのに5日かかった
アカウントを有効化し、いざ始めよう!ーーそう思ったものの、気づけばもう5日が経過していました。
なぜか?
やりたくない理由が次から次へと浮かんできたからです。
僕の家は田舎にあり、ウーバーイーツで稼げるエリアまで行くのに自転車で片道2時間かかります。しかも、僕は自動車も原付の免許も持っていません。
さらに、都会にはたまに遊びに行く程度で、道をしっかり覚えているわけでもありません。人混みを縫って走る自転車も怖いし、何より配達そのものに対する不安が大きかった。
目的地にたどり着けるのか?
商品をこぼしてしまったら?
間違った場所に届けてしまったら?
そんなことを考えているうちに、あっという間に5日が経過してしまいました。
うだうだ考えていても仕方ない
このまま考えてたら一生行かなくなる。
そう思い、意を決してついに初配達へ。
気を紛らわせるため、普段は封印しているエナジードリンク「モンスター」を朝から投入。すると、強風の日にも関わらず、なぜかテンションが上がり、いつもなら「今日は無理」と諦めるところをグイグイ進む。
そしてついに目的地へ到着!
アプリを開き、手を震わせながら「出発」のボタンを押します。すると開始数秒で、さっそく配達のオファーが…。
しかし、オファーの詳細を見た瞬間、血の気が引きました。
配達(2)
(2)って何?こわっ!ムリムリムリムリムリムリムリムリムリ!!!!!!!
速攻で✖️をクリックし、作戦会議をするためにコメダへ退避。
アイスコーヒーを飲みながら、さっきの「(2)」の意味を調べると、2件分の配達を一度にこなすということらしい。
(押さなくてよかった……最初からこんなの無理に決まってる……)
まあ、事前に調べておけって話なんですけどね。臆病な癖に面倒くさがりというクソ仕様を搭載しているので、致し方なし。
やっとの思いで初配達したのはマック
いろいろ情報を見てみると初心者はマックの配達がおすすめらしい。梱包がしっかりしていて、こぼれにくいとのこと。(今なら分かる。マックの梱包、神すぎる!)
この情報を頼りに、「よし、まずはマックからやろう」と決意。アプリをオンにすると、30秒ほどでマックのオファーが!
距離も合計1km。これならいけるかも!
手の震えを抑えながら、意を決して承諾。
マックまでの道のりはわずか3分。迷うことなく到着しました。
店内に入ると、店員たちは忙しくはないものの、絶え間なく動いています。
(話しかけていいのかな……?)
こういう時、何も気にせず声をかけられる人が本当に羨ましい。
躊躇していると、一人の店員と目が合います。すかさず「ウーバーイーツです!」と伝えると、慣れた口調で「番号を教えてください」と返答が。
番号を伝え、商品を受け取ります。
(あ、ドリンクないんだ。よかった……)
初回はアプリの詳細確認もできず、何を運ぶのか分からないまま受け取っていました。今なら事前チェックもできますが、当時はそんな余裕はありませんでした。
商品をバッグに詰め、ウーバーイーツの地図と連携したGoogleマップを開きます。
いざ、配達開始!
しかしここで、緊張はピークへ。
心臓が締め付けられるような感覚。とにかく一刻も早く、この状況から解放されたい。
ドリンクがないことをいいことに、雑に自転車を走らせます。
ナビの指示通りに進むと、「目的地は左側です」の音声が流れます。
(ん? ここか?)
しかし、ウーバーイーツのアプリを開くと……
違うじゃねーか!!!!
どうやらGoogleマップの自転車経路では、目的地の少し手前で音声が流れるらしい。
(こういう仕様なのか?今だに判明しません)
仕方なく、今度はウーバーイーツのマップを頼りに進みます。
そして、ついに本当の目的地に到着。
(ここからお客さんと対面するのか……)
(あ〜緊張する。遅せーぞ!とか言われないかな……)
そんな不安を抱えながら、注文者の詳細をチェック。
すると「置き配」の文字が目に飛び込んできました。
🤗
玄関前に商品を置き、「写真を撮る」を押し、メッセージを添えて配達完了。
(これで終わり……?)
すると、アプリの報酬画面が「0円」から変わります。
(おぉ!ついに初報酬!)
達成感がこみ上げます。
よし、次の配達を……
……
いや、今日はここまで!
ただいま帰還する!!
2時間もかけてきたのに緊張でエネルギーを消費しすぎたので、その日は帰りました。
新しいことをするのは、やっぱりエネルギーがいる
初めて配達をしたときの緊張感は、今ではすっかり薄れてきました。あの時の心のざわつきや手のひらの汗は、もう感じることはなくなっています。
でも、あの感覚を忘れないように、メモを取っておいたので、今回こうして記事にすることができました。
思い返せば、初めての仕事って、心臓に鈍い痛みを感じるものだと思い出しました。それは、久しぶりに感じた不安の痛みです。
新しいことに挑戦する時、どうしてもその痛みを避けたくなるものですが、そこに挑戦すると選択肢も増えるのかなと感じました。